天文回報5月号を会員の部屋に入れました(4/24)
・日本流星研究会の積立金の活用について、流星会議の開催補助について
それぞれ「日本流星研究会のページ」、「流星会議のページ」にまとめましたので、ご覧ください。
・2024年から通常会員およびWeb会員の2制度とさせていただいております。
・年度途中の会員種別変更はできません。
天文回報2024-2月号からは通常会員の方のみに天文回報を送付しています。
Web会員の方には、月末に一斉送信するメールにあるパスワードで「会員の部屋」から
PDFファイルをダウンロードしてください。[会員の部屋へ Go!]
初心者用[スマホで流星眼視計数観測]を作成、使ってみてご意見をください → <スマホ版マニュアルへ>
流星観測を始めてみよう
今年から流星を見るだけでなく観測をしてみたいという方には、「リンク集」の中にふさわしいHPを紹介しています。下のボタンからどうぞ!
・ 流星の部屋 (内山茂男氏)・・・・・・・眼視観測
・流星電波観測国際プロジェクト(小川 宏氏)・電波
・HRO流星電波観測の速報(杉本弘文氏)・・・・電波
・TV観測:UFOCapture情報交換web(SonotaCo氏)
・望遠鏡観測分科会(殿村泰弘氏)・・・・・・望遠鏡
詳しい眼視観測の方法や報告の用紙などは、「日本流星研究会」のページに観測支援のタブがあり、その中に
[眼視観測マニュアル]がありますので、ぜひご活用ください。
会員の部屋には、通常会員は回報5月号掲載,Web会員はメールでお知らせしたパスワードを入力してください。
2020年7月2日の習志野隕石については、このページの下をご覧ください。
日本流星研究会への連絡は、「お問い合わせ」のページを通してお願いします。素早い対応は難しいかもしれませんが、Web担当より連絡をさせていただきます。
『日本流星研究会』は、流星天文学の普及と観測・研究の実践、そして会員相互の親睦を図ることを目的とした任意団体で、プロの流星研究者と多くのアマチュア流星愛好家によって組織・運営されています。創立50周年を迎えました。
本会への入会を考えてみえる方は、下のボタンをクリックしてください。
(タイトル写真は天文回報2016年5月号表紙 撮影 井上 弘行 氏)
<Last update 2024.4.24>
(図はStella Theater Lite により作成)
5月の流星観測
今年のゴールデンウイークの天気はどうでしょうか。今月の流星観測のメインは、そのGWの最後に極大を迎える「みずがめ座η流星群」です。今年の極大は、5月6日の19時頃ですので、出現がもっとも多いのは7日の未明となります。極大の頃の輻射点は(α=338°δ=-1°)あたりです。水がめ座は、日付が変わってしばらくしてから地平線上に上ります。輻射点が少し高くなった夜明けに近い頃、速度の速い流星が、南東の空から飛び出してくるのがこの群です。上の図は、7日4時過ぎの東~南の空にあるη水がめ群の輻射点位置です。輻射点が水平線から昇った後、天気が良ければ1時間に10個前後は見ることができるでしょう。極大後の7/8日でも天気さえよければ1時間に数個の群流星を見ることができるので、天の川等の星空を楽しみながら観測をしましょう。
η水がめ群に続いて活動するのが「こと座η流星群」です。4月のこと座流星群とは別のものです。極大は10日頃、輻射点は(α=292°δ=+44°)あたりです。また、月初めの「うしかい座α流星群」(214、+19)、中旬頃の「さそり座α流星群」(247、-29)等も活動します。いずれも出現数は少ないのですが、ぜひチャレンジしてみてください。
5月に初めて天文部の合宿をするのであれば、人工の明かりがない空の良い場所で観測会を行うことにしましょう。冬から春の星座を観望した後、天気さえよければ1時間に10個前後、20個も飛べばラッキー!というところです。しかし、みんなで輪になって空を見上げるという体験は、何よりも楽しい時間を過ごすことができるはずです。「あっ、みずがめ群だ。2等級かな」「いや、もう少し北から飛び出しているから違うよ」と、言いながら流星観測の基本を知ることもできるでしょう。詳細な流星観測の方法につきましては、このHPの「日本流星研究会」のページの中に「流星眼視記録観測マニュアル」がありますので、ぜひそちらをご覧ください。
5月の月齢 1(水):下弦、8日(水):新月、
15日(水):上弦、23日(木):満月、
5月の暦象 5日(日):立夏(太陽黄経45°)、
20日(月)小満(太陽黄経60°)
天文回報№982(2024年5月号)を発行。クリックすると拡大して見られます。
日本流星研究会の会員の方は、下のボタンをクリックして会員の部屋に入ると回報のPDF版をダウンロードすることができます。
住所変更をされる方は、早めに事務局までご連絡ください。
皆さんのご意見や観測報告、回報の感想、写真やイラストなどお送りください。次の6月号の締め切りは、5月10日(金)です。
太陽黄経は、日本標準時0時の値、日の出入りは東経135度に近い明石市の時刻です(緯度:35° 経度:N135°)
経度1度東へ行くと日の出・入りは、約4分早くなります。西は反対です。もちろん、緯度、標高によっても少し変わります。 <国立天文台HPより J.2000.0>
日付 太陽黄経 日の出 入り
5月 1日 40.4165 5:10 18:45
5月 2日 41.3872 5:09 18:46
5月 3日 42.3575 5:08 18:47
5月 4日 43.3274 5:07 18:47
5月 5日 44.2968 5:06 18:48
5月 6日 45.2659 5:05 18:49
5月 7日 46.2346 5:04 18:50
5月 8日 47.2029 5:03 18:51
5月 9日 48.1706 5:02 18:51
5月10日 49.1380 5:01 18:52
5月11日 50.1049 5:00 18:53
5月12日 51.0712 4:59 18:54
5月13日 52.0371 4:59 18:54
5月14日 53.0025 4:58 18:55
5月15日 53.9674 4:57 18:56
5月16日 54.9318 4:56 18:57
5月17日 55.8958 4:56 18:58
5月18日 56.8592 4:55 18:58
5月19日 57.8222 4:54 18:59
5月20日 58.7848 4:54 19:00
5月21日 59.7469 4:53 19:01
5月22日 60.7086 4:53 19:01
5月23日 61.6699 4:52 19:02
5月24日 62.6309 4:51 19:03
5月25日 63.5914 4:51 19:03
5月26日 64.5517 4:50 19:04
5月27日 65.5116 4:50 19:05
5月28日 66.4713 4:50 19:05
5月29日 67.4307 4:49 19:06
5月30日 68.3898 4:49 19:07
5月31日 69.3488 4:48 19:07
1例目:7月2日朝に発見火球が目撃された時間帯に外で何かがぶつかったような音を聞き、夜が明けてから玄関のすぐ側の廊下に石が1つ落ちているのを見つけたということです。その日の夜のニュースで隕石の可能性があると知って翌朝、他にもないか探したところ、中庭でもう1つを見つけたそうです。
2例目: 発見地から約1km離れた船橋市内で発見されました。7月22日(水)にアパートの屋根瓦が割れているのが発見され、その修理の際に割れた瓦と一緒に近くの地面に破片が落ちていたといいます。(左写真)
お願いと注意
建物の屋根や壁から大きな音を聞いた場合 や 屋根や壁、ガレージなどに新しい破損が発生している場合には周辺に見慣れぬ石が無いか見ていただけるとありがたいです。*わざわざこの地区に出かけて探すようなことはおやめいただきたいと思います。
もし、隕石らしきものを発見した場合には 地域の博物館・科学館など、あるいは日本流星研究会またはSonotaCo Network(admin@sonotaco.jp)に連絡するようにお願いします。 日本流星研究会へは、このHPの「お問い合わせ」ページからご連絡をいただけるとありがたいです。もし、隕石の写真がとれましたら、HP担当の鈴木の以下のメールアドレスに添付ファイルでいただけるとありがたいです。 (ssshatle@nifty.com)
なお、捜索の際、私有地に許可なく入り込んだりそこから持ち出したり、交通妨害や迷惑行為などをしないようにしてください。また、コロナ禍の時期に不特定多数が集中することをさけるため、SNSヘの公開やマスコミなどへの直接連絡は、おやめいただくようにお願いします。拾われたものは、正式に鑑定して隕石と証明されなければ価値がありません。また、直接手を触れずにビニル袋や白紙などで包み取るようにしてください。なお、この項の内容は、SonotaCOネットワークより提供を受けています。ありがとうございました。 (地図はクリックすると拡大表示されます)
NMS会員の皆様には、今回のことについていろいろお考えがあるのではないかと思います。「会員の部屋」⇒「特集ページ」に過去の隕石関係掲載記事を近日中にまとめていきます。ご意見などは、回報に投稿をお願いします。