Welcome  to  the Nippon Meteor Society


このページでは、毎月の主な流星群の紹介や観測のためのガイドを掲載しています。

少し下にある「今月の情報」というコーナーをごらんください。

 

<会員のみなさんへ>

・天文回報10月号を会員の部屋に入れました(9/26)                 

 

2024年の流星会議は、1056宇奈月温泉にて 12日で開催しました。集録を作りますので、研究発表を

 された方は、発表原稿を溝口さんまで添付ファイルでお送りください。

 

・日本流星研究会の積立金の活用について、流星会議の開催補助について

 それぞれ「日本流星研究会のページ」、「流星会議のページ」にまとめましたので、ご覧ください。

 

2025年度の会費を10月1日より受け付けます。2024年より通常会員およびWeb会員の2制度とさせていただいて

 おります。ネット環境のない方やPC,タブレットなどで読めない方以外は、なるべくWeb会員でお願いします。
年度途中の会員種別変更はできませんので、この機にぜひWeb会員に変更を

 

 ・初心者用[スマホで流星眼視計数観測]を作成、使ってみてご意見をください  <スマホ版マニュアルへ> 


・よろしければ<掲示板>に書き込みをお願いします。
・時間や出現位置など詳しい情報をお持ちの方は、掲示板のページ内の「日本流星研究会火球報告ボタン」や、<リンク集>の中にある「日本火球ネットワーク」へお願いします。


流星観測を始めてみよう

今年から流星を見るだけでなく観測をしてみたいという方には、「リンク集」の中にふさわしいHPを紹介しています。下のボタンからどうぞ!

・ 流星の部屋 (内山茂男氏)・・・・・・・眼視観測
・流星電波観測国際プロジェクト(小川 宏氏)・電波
・HRO流星電波観測の速報(杉本弘文氏)・・・・電波
・TV観測:UFOCapture情報交換web(SonotaCo氏) 
・望遠鏡観測分科会(殿村泰弘氏)・・・・・・望遠鏡

詳しい眼視観測の方法や報告の用紙などは、「日本流星研究会」のページに観測支援のタブがあり、その中に

[眼視観測マニュアル]がありますので、ぜひご活用ください。

≪マスコミの皆様へ≫

日本流星研究会への連絡は、「お問い合わせ」のページを通してお願いします。素早い対応は難しいかもしれませんが、Web担当より連絡をさせていただきます。

 

 『日本流星研究会』流星天文学の普及と観測・研究の実践、そして会員相互の親睦を図ることを目的とした任意団体で、プロの流星研究者と多くのアマチュア流星愛好家によって組織・運営されています。創立50周年を迎えました。

 本会への入会を考えてみえる方は、下のボタンをクリックしてください。


      (タイトルの流星写真は天文回報2016年5月号表紙  撮影 井上 弘行 氏)

                           <Last update 2024.9.26>

 


今月の情報

10月の流星群の紹介

 (図はStella Theater Lite により作成)

 

10月は透明度の良い空が多くなって星を見るには最適な時期です。そして、流星の世界もにぎやかになっていきます。10月のメインは「オリオン座流星群」です。天気さえ良ければ確実に見られる現在の三大流星群の1つになっています。
 オリオン群の極大は10月22日(土)頃です。その頃の輻射点は(α=96°δ= +16°)、オリオンの振り上げている右ひじ(ふたご座の足元辺り)から速い流星が飛びます。上の図は2時ころのオリオン座流星群の輻射点位置を示しています。<図をクリックすると拡大されます> 22日は北東から21時頃に大きな月が上ってきます。前後の日も観測にはかなり邪魔になります。オリオン群は、それほどピークが鋭い群ではありませんので、前後数日は十分楽しむことができるでしょう。
 また、10月になると忘れてはならないのが「ジャコビニ流星群」(輻射点 α=262°δ= +57°)です。りゅう座には、年間を通して複数の輻射点がありますので「10月りゅう座流星群」ともいわれます。極大は、8日頃です。非常にゆっくりとした流星ですので、見ることができれば貴重な記録になります。蛇足ですが、ユーミンの曲「ジャコビニ彗星の日」は1972年10月に大出現を予想されたこの流星群のことを歌っています。この年は、まったくでしたが、13年周期で活動していますので、その13年後の1985年、さらに13年後の1998年にはすばらしい出現がありました。今年2024年は回帰直前ですが、果たしてどうでしょうか。
 かつては「10月後半になると、『おうし座流星』が出現し始めます」と言われたのですが、実際にはもっと早くからずいぶん出現しているようです。この群も南群と北群がありますが、10月のうちは南群が活発なようです。10月20日頃の輻射点は、(α=40°δ=+12°)、北群は(α=40°δ=+18°)辺りですので、分離が難しければ、まとめて報告をいただければ結構です。この群は、ゆっくりと飛び、時に明るい火球も見ることができます。
 オリオン座流星群と同じような時期に極大を迎えるのが、「εふたご座流星群」です。極大(18日頃)の輻射点は(α=102°δ= +27°)、オリオン群の輻射点の少し北のあたりです。ぜひ合わせて観測対象にしてみてください。この欄の担当子のTV観測では、αおおいぬ群(α=92°、δ=-14)や 10月いっかくじゅう群(α=102°δ=-1°)などが下旬に活動していました。


10月の月齢
 10/3(木) 新月 10/11(金)上弦、

 10/17(木)満月、10/24(木)下弦、
10月の略歴等 
 10/8(火)寒露(太陽黄経195°)、

 10/23(水)霜降(そうこう;太陽黄経210°)

 

 

天文回報№987(2024年10月号)を発行。クリックすると拡大して見られます。

   日本流星研究会の会員の方は、下のボタンをクリックして会員の部屋に入ると回報のPDF版をダウンロードすることができます。

 

住所変更をされる方は、早めに事務局までご連絡ください。

 
皆さんのご意見や観測報告、回報の感想、写真やイラストなどお送りください。次の11月号の締め切りは、10月10日(木)です。

 

10月の太陽黄経、  日の出入りの時刻

太陽黄経は、日本標準時0時の値、日の出入りは東経135度に近い明石市の時刻です(緯度:35° 経度:N135°)

 経度1度東へ行くと日の出・入りは、約4分早くなります。西は反対です。もちろん、緯度、標高によっても少し変わります。 <国立天文台HPより J.2000.0>

日付      太陽黄経  日の出    入り

10月  1日    187.5996     5:55    17:44
10月  2日    188.5832     5:55    17:43
10月  3日    189.5673     5:56    17:41
10月  4日    190.5519     5:57    17:40
10月  5日    191.5371     5:58    17:39
10月  6日    192.5229     5:58    17:37
10月  7日    193.5092     5:59    17:36
10月  8日    194.4960     6:00    17:35
10月  9日    195.4833     6:01    17:33
10月10日    196.4711     6:01    17:32
10月11日    197.4594     6:02    17:31
10月12日    198.4482     6:03    17:29
10月13日    199.4375     6:04    17:28
10月14日    200.4273     6:05    17:27
10月15日    201.4175     6:06    17:25
10月16日    202.4083     6:06    17:24
10月17日    203.3996     6:07    17:23
10月18日    204.3914     6:08    17:22
10月19日    205.3838     6:09    17:21
10月20日    206.3768     6:10    17:19
10月21日    207.3704     6:11    17:18
10月22日    208.3646     6:11    17:17
10月23日    209.3594     6:12    17:16
10月24日    210.3549     6:13    17:15
10月25日    211.3510     6:14    17:14
10月26日    212.3477     6:15    17:13
10月27日    213.3450     6:16    17:11
10月28日    214.3429     6:17    17:10
10月29日    215.3415     6:18    17:09
10月30日    216.3406     6:19    17:08
10月31日    217.3403     6:19    17:07

 



2020年7月2日 02時32分の大火球から習志野市に隕石落下! 船橋市内で2例目、3例目の隕石もみつかる。観測により次のような地区にまだ落下していることが考えられます。

1例目:7月2日朝に発見火球が目撃された時間帯に外で何かがぶつかったような音を聞き、夜が明けてから玄関のすぐ側の廊下に石が1つ落ちているのを見つけたということです。その日の夜のニュースで隕石の可能性があると知って翌朝、他にもないか探したところ、中庭でもう1つを見つけたそうです。

2例目: 発見地から約1km離れた船橋市内で発見されました。722日(水)にアパートの屋根瓦が割れているのが発見され、その修理の際に割れた瓦と一緒に近くの地面に破片が落ちていたといいます。(左写真)

 

 お願いと注意 

建物の屋根や壁から大きな音を聞いた場合 や 屋根や壁、ガレージなどに新しい破損が発生している場合には周辺に見慣れぬ石が無いか見ていただけるとありがたいです。*わざわざこの地区に出かけて探すようなことはおやめいただきたいと思います。

 もし、隕石らしきものを発見した場合には 地域の博物館・科学館など、あるいは日本流星研究会またはSonotaCo Network(admin@sonotaco.jp)に連絡するようにお願いします。 日本流星研究会へは、このHPの「お問い合わせ」ページからご連絡をいただけるとありがたいです。もし、隕石の写真がとれましたら、HP担当の鈴木の以下のメールアドレスに添付ファイルでいただけるとありがたいです。 (ssshatle@nifty.com)

  なお、捜索の際、私有地に許可なく入り込んだりそこから持ち出したり、交通妨害や迷惑行為などをしないようにしてください。また、コロナ禍の時期に不特定多数が集中することをさけるため、SNSヘの公開やマスコミなどへの直接連絡は、おやめいただくようにお願いします。拾われたものは、正式に鑑定して隕石と証明されなければ価値がありません。また、直接手を触れずにビニル袋や白紙などで包み取るようにしてください。なお、この項の内容は、SonotaCOネットワークより提供を受けています。ありがとうございました。   (地図はクリックすると拡大表示されます)

 NMS会員の皆様には、今回のことについていろいろお考えがあるのではないかと思います。「会員の部屋」⇒「特集ページ」に過去の隕石関係掲載記事を近日中にまとめていきます。ご意見などは、回報に投稿をお願いします。

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