天文回報3月号を会員の部屋に入れました。
・日本流星研究会の積立金の活用について、流星会議の開催補助について
それぞれ「日本流星研究会のページ」、「流星会議のページ」にまとめましたので、ご覧ください。
・2024年1月1日以降の会費納入は会費納入金額に関わらずWeb会員とさせていただきます。
・年度途中の会員種別変更はできません。
天文回報2024-2月号からは通常会員の方のみに天文回報を送付します。
Web会員の方には、月末に一斉送信するメールにあるパスワードで「会員の部屋」から
PDFファイルをダウンロードしてください。[会員の部屋へ Go!]
「2023越谷流星会議集録」も「流星会議」のページから「2023越谷流星会議集録」のタブをクリックし
同じパスワードを入れてください。[「流星会議」のページへ Go!]
初心者用[スマホで流星眼視計数観測]を作成、使ってみてご意見をください → <スマホ版マニュアルへ>
流星観測を始めてみよう
今年から流星を見るだけでなく観測をしてみたいという方には、「リンク集」の中にふさわしいHPを紹介しています。下のボタンからどうぞ!
・ 流星の部屋 (内山茂男氏)・・・・・・・眼視観測
・流星電波観測国際プロジェクト(小川 宏氏)・電波
・HRO流星電波観測の速報(杉本弘文氏)・・・・電波
・TV観測:UFOCapture情報交換web(SonotaCo氏)
・望遠鏡観測分科会(殿村泰弘氏)・・・・・・望遠鏡
詳しい眼視観測の方法や報告の用紙などは、「日本流星研究会」のページに観測支援のタブがあり、その中に
[眼視観測マニュアル]がありますので、ぜひご活用ください。
会員の部屋には、通常会員は回報3月号掲載,Web会員はメールでお知らせしたパスワードを入力してください。
2020年7月2日の習志野隕石については、このページの下をご覧ください。
日本流星研究会への連絡は、「お問い合わせ」のページを通してお願いします。素早い対応は難しいかもしれませんが、Web担当より連絡をさせていただきます。
『日本流星研究会』は、流星天文学の普及と観測・研究の実践、そして会員相互の親睦を図ることを目的とした任意団体で、プロの流星研究者と多くのアマチュア流星愛好家によって組織・運営されています。創立50周年を迎えました。
本会への入会を考えてみえる方は、下のボタンをクリックしてください。
(タイトル写真は天文回報2016年5月号表紙 撮影 井上 弘行 氏)
<Last update 2024.2.25>
(図はStella Theater Lite により作成)
3月の流星観測
3月は卒業や転居などで生活環境、観測環境が変わる方もいるのではないでしょうか。流星の世界では、春は活発な出現をする群のない時期です。以前から、3月~4月にかけては、「おとめ座流星群」が活動するといわれてきました。この群を含めて、黄道の辺りから出現する流星が多いことから、それらのもとになる流星群をまとめて「黄道群」と云われてきました。はっきりとした極大もなく、輻射点も広がっているのですが、おおざっぱには、3月上旬は(α=180°δ=0°)、中旬は(α=190°δ=-5°)、下旬は(α=200°δ=-10°)あたりを目安にしてください。好天が続かない時期でもあり、なかなか全容を捉えるのは難しいのですが、”こぶ”のような密度の濃い部分にあたる可能性もあると思われます。空の良いところで観測できるようでしたら、ぜひ記録観測に取り組んでください。
そんな中で、はっきりした活動を示すのがおとめ座η流星群です。極大は、3月18日頃、その頃の輻射点は(α=185°,
δ=+4°)辺りです。しかし、出現数も少なく、上記のおとめ座群との区別は難しいこともあり難度の高い観測になります。<上図は、18日0時の南東の空、赤い丸がηおとめ群、黄色の丸が上記のおとめ群のめやすです。上から順に上旬、中旬、下旬です。クリックすると拡大します>
その他には、2月から続くしし座からの流星群や、へび座から出現する複数の流星群(特にζへび群)も見られます。いずれも出現数が少ないのですが、その分、調べ甲斐のある群ばかりです。
3月の月齢
4日(月):下弦、10日(日):新月、
17日(日):上弦、25日(月):満月、
3月の暦象
5日(火):啓蟄(太陽黄経345°)
20日(水):春分(太陽黄経0°)
天文回報№980(2024年3月号)を発行。クリックすると拡大して見られます。
日本流星研究会の会員の方は、下のボタンをクリックして会員の部屋に入ると回報のPDF版をダウンロードすることができます。
住所変更をされる方は、早めに事務局までご連絡ください。
皆さんのご意見や観測報告、回報の感想、写真やイラストなどお送りください。次の4月号の締め切りは、3月10日(日)です。
太陽黄経は、日本標準時0時の値、日の出入りは東経135度に近い明石市の時刻です(緯度:35° 経度:N135°)
経度1度東へ行くと日の出・入りは、約4分早くなります。西は反対です。もちろん、緯度、標高によっても少し変わります。 <国立天文台HPより J.2000.0>
日付 太陽黄経 日の出 入り
3月 1日 340.1826 6:29 17:56
3月 2日 341.1861 6:28 17:57
3月 3日 342.1892 6:27 17:58
3月 4日 343.1919 6:25 17:59
3月 5日 344.1942 6:24 17:59
3月 6日 345.1960 6:23 18:00
3月 7日 346.1974 6:21 18:01
3月 8日 347.1984 6:20 18:02
3月 9日 348.1989 6:19 18:03
3月10日 349.1989 6:17 18:04
3月11日 350.1984 6:16 18:04
3月12日 351.1974 6:15 18:05
3月13日 352.1958 6:13 18:06
3月14日 353.1936 6:12 18:07
3月15日 354.1908 6:11 18:08
3月16日 355.1874 6:09 18:09
3月17日 356.1833 6:08 18:09
3月18日 357.1787 6:06 18:10
3月19日 358.1734 6:05 18:11
3月20日 359.1674 6:04 18:12
3月21日 0.1609 6:02 18:13
3月22日 1.1537 6:01 18:13
3月23日 2.1459 5:59 18:14
3月24日 3.1376 5:58 18:15
3月25日 4.1286 5:57 18:16
3月26日 5.1191 5:55 18:17
3月27日 6.1090 5:54 18:17
3月28日 7.0984 5:53 18:18
3月29日 8.0872 5:51 18:19
3月30日 9.0755 5:50 18:20
3月31日 10.0634 5:48 18:20
1例目:7月2日朝に発見火球が目撃された時間帯に外で何かがぶつかったような音を聞き、夜が明けてから玄関のすぐ側の廊下に石が1つ落ちているのを見つけたということです。その日の夜のニュースで隕石の可能性があると知って翌朝、他にもないか探したところ、中庭でもう1つを見つけたそうです。
2例目: 発見地から約1km離れた船橋市内で発見されました。7月22日(水)にアパートの屋根瓦が割れているのが発見され、その修理の際に割れた瓦と一緒に近くの地面に破片が落ちていたといいます。(左写真)
お願いと注意
建物の屋根や壁から大きな音を聞いた場合 や 屋根や壁、ガレージなどに新しい破損が発生している場合には周辺に見慣れぬ石が無いか見ていただけるとありがたいです。*わざわざこの地区に出かけて探すようなことはおやめいただきたいと思います。
もし、隕石らしきものを発見した場合には 地域の博物館・科学館など、あるいは日本流星研究会またはSonotaCo Network(admin@sonotaco.jp)に連絡するようにお願いします。 日本流星研究会へは、このHPの「お問い合わせ」ページからご連絡をいただけるとありがたいです。もし、隕石の写真がとれましたら、HP担当の鈴木の以下のメールアドレスに添付ファイルでいただけるとありがたいです。 (ssshatle@nifty.com)
なお、捜索の際、私有地に許可なく入り込んだりそこから持ち出したり、交通妨害や迷惑行為などをしないようにしてください。また、コロナ禍の時期に不特定多数が集中することをさけるため、SNSヘの公開やマスコミなどへの直接連絡は、おやめいただくようにお願いします。拾われたものは、正式に鑑定して隕石と証明されなければ価値がありません。また、直接手を触れずにビニル袋や白紙などで包み取るようにしてください。なお、この項の内容は、SonotaCOネットワークより提供を受けています。ありがとうございました。 (地図はクリックすると拡大表示されます)
NMS会員の皆様には、今回のことについていろいろお考えがあるのではないかと思います。「会員の部屋」⇒「特集ページ」に過去の隕石関係掲載記事を近日中にまとめていきます。ご意見などは、回報に投稿をお願いします。