天文回報9月号を会員の部屋に入れました(8/28)
・2024年の流星会議は10月5日(土)14:00 ~ 6日(日)12:00 1泊2日で開催します。締め切りは9月6日です。
詳細は天文回報7月号、および「流星会議のページ」をごらんください。
・日本流星研究会の積立金の活用について、流星会議の開催補助について
それぞれ「日本流星研究会のページ」、「流星会議のページ」にまとめましたので、ご覧ください。
・2025年度会費を10月1日より受け付けます。2024年より通常会員およびWeb会員の2制度とさせていただいて
おります。ネット環境のない方やPC,タブレットなどで読めない方以外は、なるべくWeb会員でお願いします。
・年度途中の会員種別変更はできません。
通常会員の方のみに天文回報を送付しています。
Web会員の方には、月末に一斉送信するメールにあるパスワードで「会員の部屋」から
PDFファイルをダウンロードしてください。⇒[会員の部屋へ]
初心者用[スマホで流星眼視計数観測]を作成、使ってみてご意見をください → <スマホ版マニュアルへ>
流星観測を始めてみよう
今年から流星を見るだけでなく観測をしてみたいという方には、「リンク集」の中にふさわしいHPを紹介しています。下のボタンからどうぞ!
・ 流星の部屋 (内山茂男氏)・・・・・・・眼視観測
・流星電波観測国際プロジェクト(小川 宏氏)・電波
・HRO流星電波観測の速報(杉本弘文氏)・・・・電波
・TV観測:UFOCapture情報交換web(SonotaCo氏)
・望遠鏡観測分科会(殿村泰弘氏)・・・・・・望遠鏡
詳しい眼視観測の方法や報告の用紙などは、「日本流星研究会」のページに観測支援のタブがあり、その中に
[眼視観測マニュアル]がありますので、ぜひご活用ください。
会員の部屋には、通常会員は回報9月号掲載,Web会員はメールでお知らせしたパスワードを入力してください。
2020年7月2日の習志野隕石については、このページの下をご覧ください。
日本流星研究会への連絡は、「お問い合わせ」のページを通してお願いします。素早い対応は難しいかもしれませんが、Web担当より連絡をさせていただきます。
『日本流星研究会』は、流星天文学の普及と観測・研究の実践、そして会員相互の親睦を図ることを目的とした任意団体で、プロの流星研究者と多くのアマチュア流星愛好家によって組織・運営されています。創立50周年を迎えました。
本会への入会を考えてみえる方は、下のボタンをクリックしてください。
(タイトルの流星写真は天文回報2016年5月号表紙 撮影 井上 弘行 氏)
<Last update 2024.8.28>
(図はStella Theater Lite により作成)
9月の流星観測
9月になってもなかなか涼しくならないのがこのところ当たり前になってきたようです。流星の世界では、8月と10月からのにぎやかな出現が続く期間との狭間になる9月ではありますが、なかなか面白い群があります。
以前、話題になったのは「ぎょしゃ座流星群」です。今年は、9月1日頃に極大となり、その時の輻射点は(α=91°δ=+39°)Θ星のすぐ北あたりです。速度は66km/sとやや速い流星です。見られればラッキー。
9月を通してコンスタントに出現するのは「εペルセウス座流星群」です。極大は9月10日頃、その時の輻射点は(α=49°δ=+40°)と、8月のペルセ群よりだいぶ南です。速度が速いのが特徴です。<上図は、εペルセウス群と2つのぎょしゃ群の極大期の輻射点です。<クリックすると拡大します>
中旬頃からは、もう1つの「βぎょしゃ群」も見られます。極大は、9月23日頃、その時の輻射点は(α=86°δ=+43°)です。月初の群よりこちらの方が毎年コンスタントに出現します。また、2つのエリダヌス座流星群の出現も観測されています。νEri群 極大9月11日頃(α=62°δ=+4°)とεEri群 極大9月12日頃(α=57°δ=-14°)です。これらにも注目してください。また、11月まで続くおうし座群も9月から出現が始まります。
今月の流星群のように、数は少ないがコンスタントに出現する「小流星群」は、極大期に多いとは限りません。観測ができる日には、複数の群を頭に入れて実施されると良いでしょう。
9月の月齢:3日(火);新月、11日(水):上弦、 18日(水):満月、25日(水):下弦、
9月の 暦象 7日(土)白露(太陽黄経165°)
22日(日)秋分(太陽黄経180°)
天文回報№986(2024年9月号)を発行。クリックすると拡大して見られます。
日本流星研究会の会員の方は、下のボタンをクリックして会員の部屋に入ると回報のPDF版をダウンロードすることができます。
住所変更をされる方は、早めに事務局までご連絡ください。
皆さんのご意見や観測報告、回報の感想、写真やイラストなどお送りください。次の10月号の締め切りは、9月10日(火)です。
太陽黄経は、日本標準時0時の値、日の出入りは東経135度に近い明石市の時刻です(緯度:35° 経度:N135°)
経度1度東へ行くと日の出・入りは、約4分早くなります。西は反対です。もちろん、緯度、標高によっても少し変わります。 <国立天文台HPより J.2000.0>
日付 太陽黄経 日の出 入り
9月 1日 158.3540 5:33 18:26
9月 2日 159.3219 5:34 18:25
9月 3日 160.2903 5:34 18:24
9月 4日 161.2591 5:35 18:22
9月 5日 162.2284 5:36 18:21
9月 6日 163.1982 5:37 18:20
9月 7日 164.1685 5:37 18:18
9月 8日 165.1391 5:38 18:17
9月 9日 166.1102 5:39 18:15
9月10日 167.0817 5:39 18:14
9月11日 168.0537 5:40 18:13
9月12日 169.0261 5:41 18:11
9月13日 169.9989 5:41 18:10
9月14日 170.9721 5:42 18:08
9月15日 171.9458 5:43 18:07
9月16日 172.9200 5:44 18:05
9月17日 173.8946 5:44 18:04
9月18日 174.8697 5:45 18:03
9月19日 175.8453 5:46 18:01
9月20日 176.8215 5:46 18:00
9月21日 177.7982 5:47 17:58
9月22日 178.7756 5:48 17:57
9月23日 179.7535 5:49 17:55
9月24日 180.7321 5:49 17:54
9月25日 181.7113 5:50 17:53
9月26日 182.6911 5:51 17:51
9月27日 183.6716 5:52 17:50
9月28日 184.6527 5:52 17:48
9月29日 185.6344 5:53 17:47
9月30日 186.6167 5:54 17:46
1例目:7月2日朝に発見火球が目撃された時間帯に外で何かがぶつかったような音を聞き、夜が明けてから玄関のすぐ側の廊下に石が1つ落ちているのを見つけたということです。その日の夜のニュースで隕石の可能性があると知って翌朝、他にもないか探したところ、中庭でもう1つを見つけたそうです。
2例目: 発見地から約1km離れた船橋市内で発見されました。7月22日(水)にアパートの屋根瓦が割れているのが発見され、その修理の際に割れた瓦と一緒に近くの地面に破片が落ちていたといいます。(左写真)
お願いと注意
建物の屋根や壁から大きな音を聞いた場合 や 屋根や壁、ガレージなどに新しい破損が発生している場合には周辺に見慣れぬ石が無いか見ていただけるとありがたいです。*わざわざこの地区に出かけて探すようなことはおやめいただきたいと思います。
もし、隕石らしきものを発見した場合には 地域の博物館・科学館など、あるいは日本流星研究会またはSonotaCo Network(admin@sonotaco.jp)に連絡するようにお願いします。 日本流星研究会へは、このHPの「お問い合わせ」ページからご連絡をいただけるとありがたいです。もし、隕石の写真がとれましたら、HP担当の鈴木の以下のメールアドレスに添付ファイルでいただけるとありがたいです。 (ssshatle@nifty.com)
なお、捜索の際、私有地に許可なく入り込んだりそこから持ち出したり、交通妨害や迷惑行為などをしないようにしてください。また、コロナ禍の時期に不特定多数が集中することをさけるため、SNSヘの公開やマスコミなどへの直接連絡は、おやめいただくようにお願いします。拾われたものは、正式に鑑定して隕石と証明されなければ価値がありません。また、直接手を触れずにビニル袋や白紙などで包み取るようにしてください。なお、この項の内容は、SonotaCOネットワークより提供を受けています。ありがとうございました。 (地図はクリックすると拡大表示されます)
NMS会員の皆様には、今回のことについていろいろお考えがあるのではないかと思います。「会員の部屋」⇒「特集ページ」に過去の隕石関係掲載記事を近日中にまとめていきます。ご意見などは、回報に投稿をお願いします。