2023年、第63回流星会議は9月2・3日に埼玉県越谷市で開催予定です。
流星会議の情報は分かり次第追加していきます。
2023年会費は従来通りです。2024年からWeb会員制を設けます。
天文回報はPDFで見られます。 → 会員の部屋へ
流星観測を始めてみよう
今年から流星を見るだけでなく観測をしてみたいという方には、「リンク集」の中にふさわしいHPを紹介しています。下のボタンからどうぞ!
・ 流星の部屋 (内山茂男氏)・・・・・・・眼視観測
・流星電波観測国際プロジェクト(小川 宏氏)・電波
・HRO流星電波観測の速報(杉本弘文氏)・・・・電波
・TV観測:UFOCapture情報交換web(SonotaCo氏)
・望遠鏡観測分科会(殿村泰弘氏)・・・・・・望遠鏡
詳しい眼視観測の方法や報告の用紙などは、「日本流星研究会」のページに観測支援のタブがあり、その中に
[眼視観測マニュアル]がありますので、ぜひご活用ください。
2024年より、日本流星研究会の会費制度を2つにすることになりました。日本流星研究会のページの「会費の納入について」をご覧ください。
会員の部屋には、回報5月号のパスワードを入力してください。
2020年7月2日の習志野隕石については、このページの下をご覧ください。
日本流星研究会への連絡は、「お問い合わせ」のページを通してお願いします。素早い対応は難しいかもしれませんが、Web担当より連絡をさせていただきます。
『日本流星研究会』は、流星天文学の普及と観測・研究の実践、そして会員相互の親睦を図ることを目的とした任意団体で、プロの流星研究者と多くのアマチュア流星愛好家によって組織・運営されています。創立50周年を迎えました。
本会への入会を考えてみえる方は、下のボタンをクリックしてください。
(タイトル写真は天文回報2016年5月号表紙 撮影 井上 弘行 氏)
<Last update 2023.5.16>
(図はStella Theater Lite により作成)
5月の流星観測
今年のゴールデンウイークこそは観測地に大手を振って行けそうですが、天気が・・・。今月の流星観測のメインは、そのGWの最後に極大を迎える「みずがめ座η流星群」です。今年の極大は、5月7日の0時頃ですので、出現がもっとも多いのは7日の未明となります。極大の頃の輻射点は(α=338°,δ=-1°)あたりです。水がめ座は、日付が変わってしばらくしてから地平線上に上ります。輻射点が少し高くなった夜明けに近い頃、速度の速い流星が、南東の空から飛び出してくるのがこの群です。上の図は、6日4時過ぎの東~南の空にあるη水がめ群の輻射点位置です。輻射点が水平線から出た頃には、満月が南南西の空にあり観測にはかなり支障が出そうです。人工の光が無い場所で月を背にしてペガサスやアンドロメダを視野にしての観測をお勧めします。場所と天気が良ければ10個前後は見ることができるでしょう。極大後の7/8日でも天気さえよければ1時間に数個は群流星を見ることができるでしょう。星空を楽しみながら観測をしましょう。
η水がめ群に続いて活動するのが「こと座η流星群」です。4月のこと座流星群とは別のものです。極大は10日頃、輻射点は(α=292°δ=+44°)あたりです。また、月初めの「うしかい座α流星群」(214、+19)、中旬頃の「さそり座α流星群」(247、-29)等も活動します。いずれも出現数は少ないのですが、ぜひチャレンジしてみてください。
5月に初めて天文部の合宿をするのであれば、月がない空の良い場所で観測会を行うことにしましょう。冬から春の星座を観望した後、天気さえよければ1時間に10個前後、20個も飛べばラッキー!というところです。しかし、みんなで輪になって空を見上げるという体験は、何よりも楽しい時間を過ごすことができるはずです。「あっ、みずがめ群だ。2等級かな」「いや、もう少し北から飛び出しているから違うよ」と、言いながら流星観測の基本を知ることもできるでしょう。詳細な流星観測の方法につきましては、このHPの「日本流星研究会」のページの中に「流星眼視記録観測マニュアル」がありますので、ぜひそちらをご覧ください。
5月の月齢 6日(土):満月、12(金):下弦、
20日(土):新月、28日(日):上弦
5月の暦象 6日(土):立夏(太陽黄経45°)、
21日(日)小満(太陽黄経60°)
天文回報№970(2023年5
月号)を発行しました。クリックすると拡大して見られます。
日本流星研究会の会員の方は、下のボタンをクリックして会員の部屋に入ると回報のPDF版をダウンロードすることができます。
住所変更をされる方は、早めに事務局までご連絡ください。
皆さんのご意見や観測報告、回報の感想、写真やイラストなどお送りください。締め切りは、毎月10日です。
次の6月号は、5月10日(水)とします。
太陽黄経は、日本標準時0時の値、日の出入りは東経135度に近い明石市の時刻です(緯度:35° 経度:N135°)
経度1度東へ行くと日の出・入りは、約4分早くなります。西は反対です。もちろん、緯度、標高によっても少し変わります。 <国立天文台HPより J.2000.0>
日付 太陽黄経 日の出 入り
5月 1日 39.6996 5:11 18:44
5月 2日 40.6706 5:10 18:45
5月 3日 41.6409 5:08 18:46
5月 4日 42.6108 5:07 18:47
5月 5日 43.5801 5:06 18:48
5月 6日 44.5489 5:06 18:48
5月 7日 45.5172 5:05 18:49
5月 8日 46.4851 5:04 18:50
5月 9日 47.4526 5:03 18:51
5月10日 48.4197 5:02 18:52
5月11日 49.3864 5:01 18:52
5月12日 50.3527 5:00 18:53
5月13日 51.3187 4:59 18:54
5月14日 52.2843 4:59 18:55
5月15日 53.2496 4:58 18:55
5月16日 54.2145 4:57 18:56
5月17日 55.1791 4:56 18:57
5月18日 56.1433 4:56 18:58
5月19日 57.1072 4:55 18:58
5月20日 58.0707 4:54 18:59
5月21日 59.0338 4:54 19:00
5月22日 59.9965 4:53 19:01
5月23日 60.9588 4:52 19:01
5月24日 61.9207 4:52 19:02
5月25日 62.8822 4:51 19:03
5月26日 63.8433 4:51 19:04
5月27日 64.8039 4:50 19:04
5月28日 65.7642 4:50 19:05
5月29日 66.7240 4:49 19:06
5月30日 67.6834 4:49 19:06
5月31日 68.6425 4:49 19:07
ηみずがめ群極大期の1時間ごとの太陽黄経
2023/5/7 0:00:00 45.5172
2023/5/7 1:00:00 45.5576
2023/5/7 2:00:00 45.5979
2023/5/7 3:00:00 45.6383
2023/5/7 4:00:00 45.6786
2023/5/7 5:00:00 45.7189
2023/5/7 6:00:00 45.7593
2023/5/7 7:00:00 45.7996
2023/5/7 8:00:00 45.8399
2023/5/7 9:00:00 45.8803
2023/5/7 10:00:00 45.9206
2023/5/7 11:00:00 45.9609
2023/5/7 12:00:00 46.0013
2023/5/8 0:00:00 46.4851
2023/5/8 1:00:00 46.5255
2023/5/8 2:00:00 46.5658
2023/5/8 3:00:00 46.6061
2023/5/8 4:00:00 46.6464
2023/5/8 5:00:00 46.6867
2023/5/8 6:00:00 46.7271
2023/5/8 7:00:00 46.7674
2023/5/8 8:00:00 46.8077
2023/5/8 9:00:00 46.8480
2023/5/8 10:00:00 46.8883
2023/5/8 11:00:00 46.9286
2023/5/8 12:00:00 46.9689
1例目:7月2日朝に発見火球が目撃された時間帯に外で何かがぶつかったような音を聞き、夜が明けてから玄関のすぐ側の廊下に石が1つ落ちているのを見つけたということです。その日の夜のニュースで隕石の可能性があると知って翌朝、他にもないか探したところ、中庭でもう1つを見つけたそうです。
2例目: 発見地から約1km離れた船橋市内で発見されました。7月22日(水)にアパートの屋根瓦が割れているのが発見され、その修理の際に割れた瓦と一緒に近くの地面に破片が落ちていたといいます。(左写真)
お願いと注意
新型コロナ感染症の再増加の問題もあり、多人数での調査も控えるべき状況であるため、普段この地域におられる居住者の方、あるいはお勤めの方、学校などに通われている方だけで 何か破損等が発生していたり、見慣れぬ石や落下物がないかに注意され、隕石の発見に努めて頂きたく思います。 特に、 2日未明、建物の屋根や壁から大きな音を聞いた場合 や 屋根や壁、ガレージなどに新しい破損が発生している場合には周辺に見慣れぬ石が無いか見ていただけるとありがたいです。*わざわざこの地区に出かけて探すようなことはおやめいただきたいと思います。
もし、隕石らしきものを発見した場合には 地域の博物館・科学館など、あるいは日本流星研究会またはSonotaCo Network(admin@sonotaco.jp)に連絡するようにお願いします。 日本流星研究会へは、このHPの「お問い合わせ」ページからご連絡をいただけるとありがたいです。もし、隕石の写真がとれましたら、HP担当の鈴木の以下のメールアドレスに添付ファイルでいただけるとありがたいです。 (ssshatle@nifty.com)
なお、捜索の際、私有地に許可なく入り込んだりそこから持ち出したり、交通妨害や迷惑行為などをしないようにしてください。また、コロナ禍の時期に不特定多数が集中することをさけるため、SNSヘの公開やマスコミなどへの直接連絡は、おやめいただくようにお願いします。拾われたものは、正式に鑑定して隕石と証明されなければ価値がありません。また、直接手を触れずにビニル袋や白紙などで包み取るようにしてください。なお、この項の内容は、SonotaCOネットワークより提供を受けています。ありがとうございました。 (地図はクリックすると拡大表示されます)
NMS会員の皆様には、今回のことについていろいろお考えがあるのではないかと思います。「会員の部屋」⇒「特集ページ」に過去の隕石関係掲載記事を近日中にまとめていきます。ご意見などは、回報に投稿をお願いします。