2022流星会議は、10/10 長野県で開催予定(流星会議のページを見てください)
τ(タウ)ヘルクレス群は、5/31 想定内の出現か!?
詳細は、「天文回報7月号」をご覧ください。
2021年Web流星会議の集録は以下からご覧ください。パスワード入力画面で実行委員長より送られたものを入力してください。(パスワードは大文字小文字区別されます)
NMS会員の皆さんは「会員用流星会議集録」のページからPDFでカラー版が見られます。
天文回報(1985-1995)、星の友、論文集など 東京の岡 雅行さんがPDFファイルにしてくださいました。会員の部屋からご覧ください。
嵯峨山亨さんの2017年の天文回報の観測指針、2019年の上田昌良さんの観測指針、 小関正広会長による回報連載中の「流星について」会員の部屋→特集ページからご覧ください。
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2020年7月2日の習志野隕石については、このページの下をご覧ください。
日本流星研究会への連絡は、「お問い合わせ」のページを通してお願いします。素早い対応は難しいかもしれませんが、Web担当より連絡をさせていただきます。
『日本流星研究会』は、流星天文学の普及と観測・研究の実践、そして会員相互の親睦を図ることを目的とした任意団体で、プロの流星研究者と多くのアマチュア流星愛好家によって組織・運営されています。創立50周年を迎えました。
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(タイトル写真は天文回報2016年5月号表紙 撮影 井上 弘行 氏)
<Last update 2022.7.1>
(図はStella Theater Lite により作成)
7月の流星観測
6月下旬に梅雨明けはびっくりでしたが、おかげで例年観測できない時期の流星群の活動を捕えることができるのではと期待しています。
さて、7月になると様々な流星群が活動してきます。メインは、月末から8月初めに活動する「δみずがめ座南群」です。極大は、7/31~8/2頃、その時の輻射点は(α=342°δ=-16°)。もう1つ、この時期に活動するのが「αやぎ座流星群」、極大は、7/29頃、その時の輻射点は(α=306°δ=-9°)。上の図は、7/30(金)23hの東から南の空です。東に木星、みずがめ座とやぎ座の間に土星が輝いています。水がめ群の輻射点が黄丸あたり、やぎ群が橙色の丸のあたりです。5月のηみずがめ群とは違って中速で地味な印象ですが、やぎ群はゆっくりで時に火球が飛ぶこともあります。
流星群の代表ともいえる「ペルセウス座流星群」は、7月の下旬から見え始めます。下の図は、初期のこの群の輻射点です。7月20日頃の輻射点(10,+52)は、黄色の丸、30日頃(30,+54)は緑色の丸の辺りと、まだカシオペア座に近い方にあります。この後も移動していき、極大の8月12,13日頃になると、(48,+57)あたりになります。
前半は梅雨の影響で観測が難しいのですが、筆者のTV観測では、6月後半から出現する「φうお座群」が顕著です。7月の初めごろに極大があり、その時の輻射点は(15,+24)あたりです。
梅雨のため観測していない7月前半に晴れる日があれば、ぜひそういうチャンスを見逃さず観測をしてください。
7月の月齢 7日(木):上弦、14日(木):満月、
20日(水):下弦、29日(金):新月
7月の暦象 7日(木):七夕・小暑(太陽黄経105°)、23日(土):大暑(太陽黄経120°)
天文回報№960(2022年7月号)を発行しました。クリックすると拡大して見られます。
日本流星研究会の会員の方は、下のボタンをクリックして会員の部屋に入ると回報のPDF版をダウンロードすることができます。
住所変更をされる方は、早めに事務局までご連絡ください。
皆さんのご意見や観測報告、回報の感想、写真やイラストなどお送りください。締め切りは、毎月10日です。次の8月号は、7月10日(日)とします。
太陽黄経は、日本標準時0時の値、日の出入りは東経135度に近い神戸市の時刻です(緯度:34.68° 経度:N135.18°)
経度1度東へ行くと日の出・入りは、約4分早くなります。西は反対です。もちろん、緯度、標高によっても少し変わります。 <国立天文台HPより>
日付 太陽黄経 日の出 入り
7月 1日 98.5109 4:50 19:16
7月 2日 99.4647 4:50 19:16
7月 3日 100.4184 4:51 19:16
7月 4日 101.3720 4:51 19:16
7月 5日 102.3256 4:51 19:16
7月 6日 103.2791 4:52 19:16
7月 7日 104.2325 4:53 19:16
7月 8日 105.1858 4:53 19:15
7月 9日 106.1391 4:54 19:15
7月10日 107.0923 4:54 19:15
7月11日 108.0455 4:55 19:15
7月12日 108.9987 4:55 19:14
7月13日 109.9519 4:56 19:14
7月14日 110.9051 4:57 19:13
7月15日 111.8584 4:57 19:13
7月16日 112.8117 4:58 19:13
7月17日 113.7653 4:58 19:12
7月18日 114.7189 4:59 19:12
7月19日 115.6728 5:00 19:11
7月20日 116.6268 5:00 19:10
7月21日 117.5811 5:01 19:10
7月22日 118.5356 5:02 19:09
7月23日 119.4903 5:03 19:09
7月24日 120.4452 5:03 19:08
7月25日 121.4003 5:04 19:07
7月26日 122.3556 5:05 19:07
7月27日 123.3112 5:05 19:06
7月28日 124.2670 5:06 19:05
7月29日 125.2230 5:07 19:04
7月30日 126.1792 5:08 19:03
7月31日 127.1355 5:08 19:03
1例目:7月2日朝に発見火球が目撃された時間帯に外で何かがぶつかったような音を聞き、夜が明けてから玄関のすぐ側の廊下に石が1つ落ちているのを見つけたということです。その日の夜のニュースで隕石の可能性があると知って翌朝、他にもないか探したところ、中庭でもう1つを見つけたそうです。
2例目: 発見地から約1km離れた船橋市内で発見されました。7月22日(水)にアパートの屋根瓦が割れているのが発見され、その修理の際に割れた瓦と一緒に近くの地面に破片が落ちていたといいます。(左写真)
お願いと注意
新型コロナ感染症の再増加の問題もあり、多人数での調査も控えるべき状況であるため、普段この地域におられる居住者の方、あるいはお勤めの方、学校などに通われている方だけで 何か破損等が発生していたり、見慣れぬ石や落下物がないかに注意され、隕石の発見に努めて頂きたく思います。 特に、 2日未明、建物の屋根や壁から大きな音を聞いた場合 や 屋根や壁、ガレージなどに新しい破損が発生している場合には周辺に見慣れぬ石が無いか見ていただけるとありがたいです。*わざわざこの地区に出かけて探すようなことはおやめいただきたいと思います。
もし、隕石らしきものを発見した場合には 地域の博物館・科学館など、あるいは日本流星研究会またはSonotaCo Network(admin@sonotaco.jp)に連絡するようにお願いします。 日本流星研究会へは、このHPの「お問い合わせ」ページからご連絡をいただけるとありがたいです。もし、隕石の写真がとれましたら、HP担当の鈴木の以下のメールアドレスに添付ファイルでいただけるとありがたいです。 (ssshatle@nifty.com)
なお、捜索の際、私有地に許可なく入り込んだりそこから持ち出したり、交通妨害や迷惑行為などをしないようにしてください。また、コロナ禍の時期に不特定多数が集中することをさけるため、SNSヘの公開やマスコミなどへの直接連絡は、おやめいただくようにお願いします。拾われたものは、正式に鑑定して隕石と証明されなければ価値がありません。また、直接手を触れずにビニル袋や白紙などで包み取るようにしてください。なお、この項の内容は、SonotaCOネットワークより提供を受けています。ありがとうございました。 (地図はクリックすると拡大表示されます)
NMS会員の皆様には、今回のことについていろいろお考えがあるのではないかと思います。「会員の部屋」⇒「特集ページ」に過去の隕石関係掲載記事を近日中にまとめていきます。ご意見などは、回報に投稿をお願いします。