Welcome  to  the Nippon Meteor Society

このページでは、毎月の主な流星群の紹介や観測のためのガイドを掲載しています。

 


 

2月の流星群ガイド

 今年は2日が節分です。節分が2日になっているのは2021年からです。それまでは長い間2月3日でしたので、3日が節分というイメージが強く残っている方が多いのではないでしょうか。節分は冬と春という季節の分かれ目、というのは旧暦だからいえるのでしょうか。まだまだ寒い日が続きますので服装には十分留意して観測を楽しんでください。
 さて、2月は、1年でも流星群の出現が少ない時期といわれますが、なかなかおもしろい群があります。 昔からしし座の辺りに小流星群が存在するとされてきましたが、黄道周辺の広い範囲からこぶのように存在しているものをまとめて「黄道群」と呼んでいます。その中では、「しし座δ流星群」だけが知られている群です。この群の極大は2月26日頃、その時の輻射点は(α=159° δ=+19°)とされています。(下の図を参照、クリックすると拡大します)実際には出現数も少なく、輻射点も広がっていますので、1日の観測からこの群を捉えた!ということは難しいでしょう。下旬は月の影響も少なく、ししの胴体のあたりからの出現に注意してください。そのほかの流星群については、下の欄もお読みください。

 

*輻射点とは、流星がある星座の決まったあたりから四方八方に飛び出すように見える点のこと。実際には点でなく、少し面積があります。その星座の名前をとって〇〇流星群と呼びます。

流星や流星群についての用語の説明は、次のボタンをクリックしてください。

                (図はStera Theater Liteを使用)

<会員のみなさんへ>

・天文回報2月号は「会員の部屋」にあります。

   [会員の部屋へ]               

 

・2025年会費をお忘れの方がおみえです。至急事務局までおねがいします。

 

・年度途中の会員種別変更はできません。

 

 ・初心者用に[スマホで流星眼視計数観測]を

 作成、使ってみてご意見をください。 

    スマホ版マニュアルへ] 

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≪マスコミの皆様へ≫

日本流星研究会への連絡は「お問い合わせ」のページを通してお願いします。素早い対応は難しいかもしれませんが、Web担当より連絡をさせていただきます。

   [ お問い合わせのページへ]

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『日本流星研究会』、流星天文学の普及と観測・研究の実践、そして会員相互の親睦を図ることを目的とした任意団体で、プロの流星研究者と多くのアマチュア流星愛好家によって組織・運営されています。創立50周年を迎えました。本会への入会を考えてみえる方は、下のボタンをクリックしてください。

    [入会を希望される方へ]

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<掲示板>に書き込みをお願いします。
・時間や出現位置など詳しい情報をお持ちの方は、掲示板のページ内の「日本流星研究会火球報告ボタン」や、<リンク集>の中にある「日本火球ネットワーク」へお願いします。



2月のその他の群の活動
1月から続くかみのけ群は、上旬まででしょうか。これが輻射点移動をしていき「おとめ座ε群」(極大:4日頃、α=200°、δ=+11°)につながっていくということも言われています。その他、「うみへび座π群」(極大:7日頃、α=210°、δ=-23°)があります。(図は、δしし群とπうみへび群を示しています。クリックすると拡大します)さらに南天のケンタウルス座θ群(極大:11日頃、α=204°、δ=-40°)にも注目してください。   本欄担当子のTV観測では、へび座δ群(極大:12日頃、輻射点は、237、+10°)がそれらに続く出現数でした。中旬には注目をしてみてください。

流星観測を始めてみよう

今年から流星を見るだけでなく観測をしてみたいという方には、「リンク集」の中にふさわしいHPを紹介しています。下のボタンからどうぞ!

・ 流星の部屋 (内山茂男氏)・・・・・・・眼視観測
・流星電波観測国際プロジェクト(小川 宏氏)・電波
・HRO流星電波観測の速報(杉本弘文氏)・・・・電波
・TV観測:UFOCapture情報交換web(SonotaCo氏) 
・望遠鏡観測分科会(殿村泰弘氏)・・・・・・望遠鏡

詳しい眼視観測の方法や報告の用紙などは、「日本流星研究会」のページに観測支援のタブがあり、その中に[眼視観測マニュアル]がありますので、ぜひご活用ください。

 


      (タイトルの流星写真は天文回報2016年5月号表紙  撮影 井上 弘行 氏)

                           <Last update 2025.1.27>

 


今月の情報

 

2024年の8月ペルセウス座流星群の出現状況       日本流星研究会

 眼視観測部門報告No.816より
今年は、極大前から極大期にかけて月の条件が良く、多くの観測が集まりました。極大が日本時間で8月12/13日の夜の時間帯に予想されたため注目されましたが、この夜の19人の観測の平均値では、HR=約27,ZHR=約65と、ペルセウス座流星群としてはやや低調な値でした。また、1時間ごとの観測結果の集計では、ピーク時刻は明確ではありませんでした。


TV観測部門報告No.364より
9名の方から報告があり、ペルセウス座流星群の出現のピークは2024年8月12~13日UTでした。ペルセ群の同時流星は、2024年7月21日~8月27日(UT)の間に1,497個が得られ、ここから、同群の輻射点や軌道などを決定しました。その結果は、昨年とは著しい違いはありませんでした。

 

 

天文回報№991(2025年2月号)を発行。クリックすると拡大して見られます。

   日本流星研究会の会員の方は、下のボタンをクリックして会員の部屋に入ると回報のPDF版をダウンロードすることができます。

 
皆さんのご意見や観測報告、回報の感想、写真やイラストなどお送りください。次の3月号の締め切りは、2月10日(月)です。

2月の太陽黄経、  日の出入りの時刻

太陽黄経は、日本標準時0時の値、日の出入りは東経135度に近い明石市の時刻です(緯度:35° 経度:N135°)

 経度1度東へ行くと日の出・入りは、約4分早くなります。西は反対です。もちろん、緯度、標高によっても少し変わります。 <国立天文台HPより J.2000.0>

日付      太陽黄経  日の出    入り

2月  1日    311.6450     6:58    17:29
2月  2日    312.6603     6:57    17:30
2月  3日    313.6752     6:57    17:31
2月  4日    314.6898     6:56    17:32
2月  5日    315.7039     6:55    17:33
2月  6日    316.7177     6:54    17:34
2月  7日    317.7310     6:53    17:35
2月  8日    318.7439     6:52    17:36
2月  9日    319.7564     6:52    17:37
2月10日    320.7685     6:51    17:38
2月11日    321.7802     6:50    17:39
2月12日    322.7915     6:49    17:40
2月13日    323.8023     6:48    17:41
2月14日    324.8128     6:47    17:42
2月15日    325.8230     6:46    17:43
2月16日    326.8327     6:45    17:44
2月17日    327.8421     6:44    17:45
2月18日    328.8511     6:42    17:46
2月19日    329.8598     6:41    17:47
2月20日    330.8681     6:40    17:48
2月21日    331.8760     6:39    17:49
2月22日    332.8836     6:38    17:50
2月23日    333.8908     6:37    17:50
2月24日    334.8976     6:36    17:51
2月25日    335.9041     6:34    17:52
2月26日    336.9101     6:33    17:53
2月27日    337.9157     6:32    17:54
2月28日    338.9208     6:31    17:55

 



2020年7月2日 02時32分の大火球から習志野市に隕石落下! 船橋市内で2例目、3例目の隕石もみつかる。観測により次のような地区にまだ落下していることが考えられます。

1例目:7月2日朝に発見火球が目撃された時間帯に外で何かがぶつかったような音を聞き、夜が明けてから玄関のすぐ側の廊下に石が1つ落ちているのを見つけたということです。その日の夜のニュースで隕石の可能性があると知って翌朝、他にもないか探したところ、中庭でもう1つを見つけたそうです。

2例目: 発見地から約1km離れた船橋市内で発見されました。722日(水)にアパートの屋根瓦が割れているのが発見され、その修理の際に割れた瓦と一緒に近くの地面に破片が落ちていたといいます。(左写真)

 

 お願いと注意 

建物の屋根や壁から大きな音を聞いた場合 や 屋根や壁、ガレージなどに新しい破損が発生している場合には周辺に見慣れぬ石が無いか見ていただけるとありがたいです。*わざわざこの地区に出かけて探すようなことはおやめいただきたいと思います。

 もし、隕石らしきものを発見した場合には 地域の博物館・科学館など、あるいは日本流星研究会またはSonotaCo Network(admin@sonotaco.jp)に連絡するようにお願いします。 日本流星研究会へは、このHPの「お問い合わせ」ページからご連絡をいただけるとありがたいです。もし、隕石の写真がとれましたら、HP担当の鈴木の以下のメールアドレスに添付ファイルでいただけるとありがたいです。 (ssshatle@nifty.com)

  なお、捜索の際、私有地に許可なく入り込んだりそこから持ち出したり、交通妨害や迷惑行為などをしないようにしてください。また、コロナ禍の時期に不特定多数が集中することをさけるため、SNSヘの公開やマスコミなどへの直接連絡は、おやめいただくようにお願いします。拾われたものは、正式に鑑定して隕石と証明されなければ価値がありません。また、直接手を触れずにビニル袋や白紙などで包み取るようにしてください。なお、この項の内容は、SonotaCOネットワークより提供を受けています。ありがとうございました。   (地図はクリックすると拡大表示されます)

 NMS会員の皆様には、今回のことについていろいろお考えがあるのではないかと思います。「会員の部屋」⇒「特集ページ」に過去の隕石関係掲載記事を近日中にまとめていきます。ご意見などは、回報に投稿をお願いします。

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